ゲームの説明書を読むだけで、ワクワクしていたあの頃へ

2014年5月8日ゲームコメント (2)

昔はゲームの体験版と言ったら
ゲームショーに参加して貰うか
店頭で配っているものを貰うか
さもなければ有料体験版を買うぐらいしかなかったものだけれど
最近はお手軽にダウンロードできるようになり
配布のための宣伝費は減ったのかなぁと思う。

そんな体験版だけれども
3DSで落とせる体験版は、遊べる回数が決まっていて
体験版だけで何度も遊ぶようなことはできなくなっている。
大体が30回遊べるのだけど、ものによっては5回しか起動できないものもあって
貧乏性の自分としては、一回起動するのにも抵抗を感じてしまい
結局落とすだけ落として
一回も遊んでいないものが数多くある、という
なんとも情けない状況になっている。

実際に遊んだ体験版ももちろんあるのだけれど
それらの体験版には、とある共通点がある。
落とすだけ落とした体験版を見ていると
説明書があるものと、ないものがあることに気付く。
自分が遊んだ体験版は、ほとんどが前者であった。

3DSは、ゲームを起動するところで
説明書を見ることができるようになっている。
初期のゲームにはないものもあるけれど
薄っぺらい紙切れ説明書が封入されるようになってからは
電子説明書が付いてくるようになっている（と思う）。

体験版の説明書は、体験版専用の説明書で
いちいち体験版のために説明書を作るのは面倒くさそうなので
説明書がなくても仕方ないよね、とは思うのだけど
説明書を読むとやる気が出るので、個人的には付けて欲しいところ。

ところでこのダウンロードする類の体験版。
ゲームショーとかで、はいはいと
まるでティッシュのように配られるものとは違い
結局のところ、興味がある人しか落とさないので
あまり意味がないのかなぁという気もする。

すれ違いやいつの間に通信を利用して勝手にダウンロードしてくれたらいいのに
とも思うのだけど、体験版では容量が多すぎでそれも難しい。

そこで思ったのは、説明書だけバラ撒けば良いんじゃねーの、ということである。
もちろん体験版専用の説明書ではなく、商品用の説明書である。
すれ違いで勝手に溜まっていく説明書。
ふと空いた時間に、気になるゲームの説明書をチェック。
大体、説明書を見るだけで面白そうかどうか分かる
ことはまずないけれど、具体的なシステムが分かるのは大きいと思う。

冒頭の「お買い上げ頂きありがとうございます」のフレーズが
残念ながら使えなくなってしまうけれど。

そして説明書の重要性が増せば
最近多い、やる気のない説明書業界にも一石を投じ
昔よくあった、工夫がある説明書が復活するのではなかろうか
という点にも期待しているのだ。

説明書だけ豪勢になって中身がスッカカラカンという
パッケージ詐欺ならぬ説明書詐欺も増えそうだけど。